【クリエイティブワークとサロンワークの関係】ショート × ホワイトブリーチ

こんにちは。 姫路市にある、マンツーマン対応の完全貸し切りサロン「LOWONIDA hair design」の田中広河です。

LOWONIDAでは、ハイセンスなデザインを 日常の中で無理なく楽しんでいただくことを大切にしています。

今回はサロンワークでのスタイル紹介ではなく、 撮影の仕事での様子と、 その中で生まれたスタイル、 そしてそこから得た考え方についてお話しします。

目次

クリエイティブワークとサロンワーク

今回は、いわゆる“がっつりとしたクリエイティブ作品”というよりも、 サロンスタイルに近いデザインということもあり、 ご紹介しようと思いました。

以前ドイツ・ベルリンにて シャンプーやカラー剤をはじめ、 さまざまなヘアケア製品を開発している企業のプロダクトを使用し、 ヘアスタイルを作らせていただく機会がありました。

一見すると、こうした撮影のためのテクニックは クリエイティブな仕事でしか使わないものに思われがちです。

しかしその技術の根底にある考え方は日々のサロンワークと何一つ変わりません。

皆さまの髪を切る際にも、こうした現場で培った視点や発想が自然と反映されています。

軽さは、量を減らすことではない

今回のスタイルではサイドからバックにかけて刈り上げ、 表面には無造作な質感を作っています。

この質感の作り方には 僕が「梳きばさみを使わずに軽さを生み出す」ことを 大切にしている理由が詰まっています。

LOWONIDAには「毛量が多いので梳いておきますね」と言われ、やみくもに量を減らされた結果
根元はもっさり、毛先はペラペラで 扱いにくくなってしまった
という経験をお持ちのご新規のお客様が多く来店されます。

形はどうでもいいからドライヤーの時間を短くしたい、 そんな方はごく少数なはずです。

本当に求めている「軽さ」とは

頭にフィットし、 綺麗に収まり、 必要なところに動きがあるスタイル。

多くの方が求めているのはただ軽いだけの髪ではなく、 フォルムとして美しく見える軽さではないでしょうか。

触ったときの量感と見たときのシルエットは必ずしも一致しません。

どこまでを短く切り、どこからを長く残すのか。

髪質や骨格を見極めながら、 目指すスタイルに近づけるための 細かな計算によってヘアスタイルは構成されています。

毛量が少ない髪で、動きを作る

今回のモデルさんは、 日本人の多くの方のお悩みとは異なり、 かなり毛量が少ない方です。

この状態で表面の動きを表現しようとすると、 オーソドックスな技法では限界があります。

「欲しい長さに切って、梳いて動きを出す」 という考え方では、 かえってスタイルが成立しなくなってしまいます。

梳かずに動きを出すための考え方

ただでさえ毛量が少ない状態で動きを表現する為に梳いてしまうと、 さらに髪の毛は減ってしまいます。

そこで今回は極力毛量を多く見せながら、動きも表現する方法を選びました。

ジグザグに分け取ったエリアの毛をそれぞれ左右に引き出しながらカットし、 トップに自然な長短をつけています。

それぞれの毛が入り混じることで、 ベースカットだけでも ランダムな動きが生まれるように設計しています。

作品は、日常のヘアスタイルにつながっている

毛量が少ない方を、どうすれば少しでもボリュームがあるように見せられるのか。
毛量が多い方を、どうすればコンパクトに見せられるのか。

それは人間の目が持つ錯覚を利用しながら、 印象をデザインしていく作業でもあります。

僕に特別な能力があって次に生えてくる髪の量や髪質までコントロールできたり、 骨格を削ってシルエットを変えられたりすれば話は別ですが残念ながら魔法使いではありません。

だからこそ今日ご紹介したようなさまざまな技法や考え方を使いながら、 印象を丁寧に整えています。

こうした技法やアイディアは日々のサロンワークだけを繰り返していても、 なかなか身につきにくいものです。

クリエイティブワークは常に僕に課題を与え、 それを形にするために新しい発想や視点を求められます。

雑誌などの作品づくりでは一つの形、一つの質感、 そして3Dのヘアスタイルが2Dの写真に写ったときにどう見えるのかまで含め、一つのスタイルに多くの時間をかけて作り込みます。

好きで続けてきたクリエイティブワークは 結果として、お客様へのスタイル提案において たくさんのアイディアを与えてくれました。

店内に飾られている僕の作品たちは、決して遠い世界のものではありません。

LOWONIDAに通ってくださっている皆さまの日常のヘアスタイルへと、 確実につながっているものなのです

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