こんにちは、姫路市の完全貸し切りサロンLOWONIDA hair designの田中です。
本日も、お客様や美容師の方から多くいただくご質問について、ブログで共有させていただきます。
「田中さんに切ってもらうと、家に帰ってからも今までの自分の髪じゃないみたいに綺麗になる」
「自分の髪質や顔立ちでは無理だと思っていたけど、綺麗になれた」
このようなお言葉をいただくことがあります。
先日は「これまで美容室で満足いくカットをしてもらえたことがなかった」というお客様がご来店されました。
カット後、仕上がりを見て感動され、涙を流されるほど喜んでいただけたことがとても印象に残っています。
こういった場面でよく聞かれるのが、
「たくさんの舞台で経験を積んできたから、何か特別な技術があるんですか?」という質問です。
ですが、実際に僕の技術を見た美容師さんがよく言われるのは、
「初めて見るような、特別な技術はない」という言葉です。
僕がやっている事はとてもシンプルで、美容師1年目のアシスタントでも練習するような基本動作を、
“最高の水準で、精密に行う”ことです。
例えば、
・目指す形に対して正確に髪を分け取る
・そのラインに対して平行にコームを通す
・そしてブレずにカットする
一見すると地味で、ハサミを素早く動かしたり、髪をねじって切るような「凄そうな技術」はありません。
ですが、この“基本”にすべてが詰まっています。
カットの技術は、ほんの少しのズレや甘さが積み重なると、仕上がりには大きな差が生まれます。
逆に言えば、そのわずかな誤差に気づき、修正できるかどうか。
そこが仕上がりを分ける一番大きなポイントだと考えています。
その話をすると、必ず追加で聞かれることがあります。
「では、田中さんの作品の独創的なデザインのヘアカットはまた違うのですか?」というご質問です。
結論から言うと、これも本質は同じです。
基本技術をシンプルなスタイルとは“違う構成”で積み重ねているだけです。
技術だけでなく、デザインに関してもむやみに色々なことを試しているわけではありません。
まず軸にあるのは、シンプルで黄金比が整ったヘアスタイルです。
そこから、
・どこを崩すのか
・どれくらい崩すのか
・何箇所崩すのか
これを意図的に設計しています。
つまりクリエイティブなカットであっても“基準となる美しさ”が作れない限り成立しません。
言い換えれば、黄金バランスのスタイルをハイクオリティで作れない限り、本当にデザイン性のあるスタイルは作れないということです。
何事も基本がすべてであり、そこからの積み重ねです。
そしてその“基本”も、ただ出来るレベルではなく、同業者の方でも意識して見ないと気づけないレベルまで精度を高める。
この考え方が、LOWONIDAが提供するヘアスタイルに繋がっています。
その結果として、シンプルなスタイルからエッジの効いたデザインまで、幅広いお客様に満足していただけているのだと思います。
以前、千原ジュニアさんが
「芸人は誰よりも常識人でないと、非常識なことを狙って言えない」
と話されていたのが、とても印象に残っています。
ヘアデザインも同じで、基本や王道を深く理解しているからこそ、意図的に“外す”ことで価値が生まれます。
僕自身も、常にトレンドや世の中の空気を捉えながら、
・お客様一人ひとりにどう落とし込むか
・個性をどう引き出すか
・撮影などでどうデザインとして表現するか
これらを考え続け、日々アップデートしています。
デザインとは、“足し算”ではなく、“基準を知った上での引き算と崩し”だと考えています。

