2025年を振り返って― LOWONIDAをオープンするまで ―

2025年にLOWONIDAにお越しくださったお客様、本当にありがとうございました。

2025年は、私にとって本当に激動の一年でした。
生活も、環境も、大きく変わった一年です。

まず、2024年の後半にバイク事故に遭い、意識不明の状態で病院に搬送され、そのまま入院となりました。
松葉杖生活のまま、2025年がスタートしました。

さらに入院中、ロンドンから帰国後ずっと一席を貸していただいていたサロンが、残念ながら閉店することになりました。
それでもありがたいことに、退院を待ってくださっていたお客様もおられたため、シェアサロンの一席をお借りし、仕事に復帰しました。

松葉杖での歩行だったため、カット椅子に座ったままで可能なスタイルに限定しての施術でしたが、事故で足は大怪我をしたものの、幸いにも手は無傷だったため、早期に仕事へ戻ることができました。

席を貸してくださったシェアサロンさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ、ずっとそこで営業するつもりはなかったため、前に進みたい気持ちと、体が不自由で思うように進めない現実との間で、葛藤する日々が続きました。

そんな中、松葉杖なしで歩けるようになった5月、6月にロンドンへ行くことができました。
今でもたくさんのお仕事の依頼をいただき、ロンドン時代のお客様や仲間たちと、充実した時間を過ごしました。

ロンドンは、20歳から長く住んだ街で、人としても、美容師としても成長させてもらった、私にとって特別な場所です。

下積み時代には、毎日モデルハントをして技術テストに臨み、
スタイル撮影の際も街や大学でおしゃれな子に声をかけ、モデルをお願いしていました。

美容師の仕事に影響が出ないよう、深夜にバーでアルバイトをしながら、
自分のスペースがベッドの上しかない6人一部屋のシェアハウスに住み、
撮影やショーのお仕事をいただけるようになってからも、お金がなく、ロンドンからパリやその他の遠方へ夜行バスを乗り継いで移動していました。

本当に、がむしゃらに全力で生きていたと思います。

その頃のことを改めて思い出し、
「たかが足が不自由なだけで立ち止まっている場合じゃない。何かワクワクすることに挑戦しよう」
そう思うようになりました。

帰国後すぐに物件を探し、今のLOWONIDAのテナントを最初に内覧しました。
直感的に「ここだ」と感じ、即決しました。

正直、場所にはあまりこだわりはありませんでした。
ロンドンに行った時も、その後ロンドンを拠点にベルリンでもサロンワークを始めた時も、日本に帰国した時も、いつも初めての場所で結果を出してきたからです。
また一からやるだけだと思えました。

そうして急ピッチでサロン作りをスタートし、11月にはとりあえず施術が可能な段階まで完成。
撮影を終え、知り合いや紹介の方限定で営業しながら、残りの工事を進めました。

そして12月12日、LOWONIDAは無事グランドオープンを迎えることができました。

一見、不幸な出来事が重なった一年でしたが、そのおかげで、今はようやく自分が立ちたい場所に立てている気がしています。

LOWONIDAで過ごす時間が、お客様にとって少しでも心地よいものになるよう、日々、技術と向き合っていきます。

これから先も、どうぞよろしくお願いいたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次