LOWONIDA hair design オーナーの田中広河です。
今日は技術の話ではなく、LOWONIDAという空間について、少しだけお話しさせてください。
僕は昔からファッションが好きで、美容師を志した10代後半の頃からYohji Yamamotoというブランドに強く惹かれてきました。
黒を基調としながら、削ぎ落とされた中にある強さや色気。
主張しすぎないのに、はっきりとした存在感がある。
その感覚は、今の自分のヘアデザインや、LOWONIDAという空間づくりの土台になっていると思います。
ヨーロッパでファッションショーやファッション誌の撮影に関わる中で、ご縁がありYohji Yamamoto関係者の方と、今も交流を持たせて頂いています。
ある時、何気ない会話の中で「もし自分のお店を出すなら声をかけて」そう言って頂いたことがあります。
その言葉がずっと頭に残っていて、LOWONIDAを作ることを決めた際、ご連絡をさせて頂きました。
すると本当に、Yohji Yamamotoの店舗デザインを手がけている方をご紹介頂き、サロンのデザインから家具制作まですべてをお願いすることになりました。
完成した空間は、毎日ここで仕事ができることに自然と感謝が湧いてくる場所になりました。
店内に置いているハンガーやアクセサリーケース、眼鏡置きなども、全てこだわって統一しております。
実際にお客様から「これYohjiですよね?」と声をかけて頂くこともあり、そうやって気づいてもらえる距離感が、心地いいと感じています。
派手ではありませんが、落ち着きがあり、長く通って頂ける空間。
この場所で、一人ひとりのお客様としっかり向き合い、ヘアデザインを提供できることをとても幸せに感じています。
まだスタートしたばかりの小さなサロンですが、
「姫路でおしゃれをするならLOWONIDA」
そう言って頂けるようなサロンにこれから育てていきたいと思っています。
LOWONIDAの空気感や考え方に共感してくださるお客様に、一人でも多くお会いできたら嬉しいです。

